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住処、居場所、部屋……みたいなものをテーマに選曲しました◎
春風/sumika
タイトルを先に決めて、sumikaから一曲選ぼうと思っていろいろ聴いてみて、この曲のイントロが流れてきた時にこれしかない!と思いました。やっぱりね、「春の気を纏う貴方の口の端が上がりますようにと」って、この上なく素敵なフレーズだと思うの。まっすぐで誠実であたたかくてやわらかくてなんだか泣きそうになってしまう。おちゃらけた曲や毒っ気のある曲も歌っているのもsumikaの魅力だと思うけど、やっぱりこういう曲が聴いてる人たちの住処になると思う、大好き。
恋はマーブルの海へ/小山田壮平
ライブで大好きな人と大好きな人がセッションしてくれて、まなざしがぶつかり合う音が聴こえてね、わたしや同じ空間に居た人のなかでとっても大切な曲になった。サビのメロディー、わたしだったらもう一回繰り返したくなっちゃう気がするの。だけどこの曲は2行でサビが終わってしまう、そのもどかしさみたいなものも含めて大好き。セッションをもっとずっと聴いていたかったからさ、余計にもどかしくて、メロディーから溢れる感情があるの。だからいつもこの曲を聴き終わったときは胸がいっぱいになる。
根性無しあたし、あほぼけかす/ミドリ
この曲はね、恋に恋して恋した先輩が卒業しちゃったときの、世界でいちばんちいさな失恋をしたときの気持ちを掬ってくれた曲。気持ちの居場所を作ってくれた曲!カワイイあたしよ死なないで。
体育館/daisansei
あたしね、中学の卒業式を二階から見てたの。「選ばない僕らも高いところで見ていた」って歌詞とリンクして、こんな気持ちを掬ってくれるのこの曲だけだ……!って思ってね。あたたかな陽のひかりから退けって言われて暮らしてきたけれど、この曲を聴くと心があったかくなってやわらかい光が射すの。特別で大切な曲、あとバンド名が最高。
Teenager/mol-74
mol-74はわたしが初めて一人でライブに行ったバンドなの。選択間違えてばっかだけどこういう愛おしい選択も今までたくさんしてきたんだよね、わたし。未来より、そんな言葉まだ信じられないけれど信じてみたいって思うな。
Curtain Call/SHE'S
SHE'Sはね、先述のmol-74のライブの対バン相手でして。その時のセットリストの一番最後の曲でした。もう4年も前だから思い出せないこともあるのかもしれないけど、この曲の前に「音の鳴る場所でまた会いましょう」って言ってたことはたぶん忘れない。わたしが今でも音楽の中に居場所を見出せてるのは彼らのおかげで、彼らが今でも音楽を鳴らし続けているから。
つつうららか/SAKANAMON
一度だけSAKANAMONのライブを観たことがあるんだけど、この曲がかなり印象的だった。元気になりにいらっしゃいとかいつでも帰っていらっしゃいとか、どこまでも優しくてあったかい言葉を音楽に乗せて歌ってくれるもんだから、こっちまで優しくてあったかい気持ちになってしまうし、口元が綻んでしまう。わたしには帰る場所がある。
窓に射す光のように/The Songbards
わたしが世界一大好きなバンド、聴いて欲しいんだ。変わらないものなんてない時代のなかで、窓に射す光のように長い目で見れば恒久であたたかいもの、忘れずにいたいな。
ありふれた人生/スピッツ
「逃げ込めるいつもの小さな部屋」ってフレーズが大好き。わたしはいつもスピッツが流れる小さな部屋に逃げ込んでる。
卑屈人間 踊ってみた/挫・人間
この曲をひとりで踊らないとやってられない夜があります。未来がすきですって、おおきな声で歌えたなら!
わたしの部屋ね、四畳半なんだ。「四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る 実在しない星を探す心がプラネタリウム」のフレーズがもう、すべて。